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がん登録管理室

部門の特徴

 がん登録室では、毎年どのくらいの人ががんで亡くなっているか、毎年どのくらいの数のがんが新たに診断されているか、がんと診断された人がどのくらいの割合で生存しているかといったがんの統計情報が、がん登録によって集められています。

 がん登録には院内がん登録と地域がん登録があります。院内がん登録は、当院で診断・治療されたすべての患者さんのがんについての情報を病院全体で集め、がん診療がどのように行われているかを把握することに重要です。それにより、当院の特徴や問題点を把握することができ、患者さんの診療に反映することができます。

 地域がん登録は県を中心として運営されており、広い範囲でのがんに罹った人やがんと診断された人がどのくらい生存しているかを把握するために集計されています。その情報に基づいて、がんの実態、がんの治療成績等を把握することで、国のがん対策の企画と評価に役立てられます。また、がん予防の研究にも活用され、研究の進歩に大いに貢献しています。

 平成25年12月6日にはがん登録法が成立し、全国の患者情報を国が一元管理することが可能となり、これにより情報の精度が向上し、今後の治療や予防に活用されることが期待されます。

スタッフ

診療情報管理室士 3名

医療関係者向け専門情報

主な業務内容

 がん登録には以下の3つの種類があります。
即ち、

  1. 地域がん登録(地域のがん罹患の把握などを目的とする)
  2. 院内がん登録(医療施設のがん診療実態の把握を目的とする)
  3. 臓器がん登録(診断・治療方法、進行度分類などの評価を目的とする)

です。我が国では、臓器がん登録と地域がん登録が先行的に整備されつつあり、次いで院内がん登録の整備が行われている状況にあります。当院のがん登録室では、院内がん登録と地域がん登録を主たる業務として行っています。

 院内がん登録は、自施設でのがん診療の情報を定められた方法で収集・分析する仕組みのことで、全国の施設、あるいは特定の他の施設と比較して自施設の特徴を把握することが可能となります。診療内容の比較のみならず、自施設のがん診療の経年的推移の変化も把握できます。

 当院の毎月の登録数は約80~90件ほどで、専用のデータベースに登録した情報を毎年1回、国へ提出しています。また、登録した情報を用い地域がん登録として届け出報告書を作成し、県へ提出する業務も行っています。

 がん登録室では、登録した情報は全国の集計結果報告書を参考に、腫瘍ごとにステージ・治療方法別の登録割合や経年的な変化の集計を行うなど、自施設の診療を他施設と比較することで自院の特徴や問題点などを確認し、改善につなげるよう、がん診療の質の向上に役立てています。


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