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小児アレルギー科

診療科の特徴

“小児アレルギー専門部門として,食物アレルギー,気管支喘息,アトピー性皮膚炎が主な対象疾患になりますが,まず第一に適切な診断に基づいた標準的な治療を提案させていただき,ご家族と一緒に治療に取り組んでいくことを心がけています.一番重要なアレルギーの原因の診断には,血液検査だけではなく,必要なお子さんには皮膚プリックテスト,食物経口負荷試験(年間入院で150例程度行っています)なども組み合わせてより確実な診断を行っていきます.気管支喘息では,肺機能検査,呼気一酸化窒素測定,気道抵抗,気道過敏性検査(アストグラフ法,運動負荷試験)を行って,そのお子さんに一番あうと考えられる治療方針をみつけていきます.アトピー性皮皮膚炎は,原因,悪化因子を考えながら皮膚のスキンケアや軟膏処置などで治療をすすめていきます.アレルギー疾患に精通した看護師(小児アレルギーエデュケーターという資格を持っています)や成育医療研究室員(保育士),栄養士とも連携しています.さらに患者さん,保護者の方ばかりではなく社会への新しい情報の提供と啓発を専門医の使命として診療を行いたいと思っています.アレルギーに関することでしたら,何でもご相談ください.

 また,より効果の優れた治療を開発するための臨床治験や,全国的な他施設との臨床研究も積極的に行っています.また,将来的なアレルギー疾患の原因究明と克服のための臨床研究も独自に取り組んでいます”

スタッフ

氏  名
池田 政憲(いけだ まさのり)
役  職
客員部長(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科教授)
専門分野
小児アレルギー疾患、小児保健、小児感染免疫
卒業年度
昭和52年
資  格
  • ◆ 小児科専門医
  • ◆ アレルギー学会専門医
  • ◆ 周産期新生児暫定指導医
  • ◆ 身体障害者指定医師(腎臓、呼吸、免疫機能障害)
  • ◆ ICD認定医
  • ◆ アレルギー学会指導医
  • ◆ 小児科学会指導責任医
氏  名
藤原 倫昌(ふじわら みちまさ)
役  職
小児アレルギー科医長
専門分野
小児科一般
卒業年度
平成16年
資  格
  • ◆ 日本小児学会専門医
  • ◆ 日本小児科医会「子どもの心」相談医
  • ◆ インフェクションコントロールドクター(ICD)

医療関係者向け専門情報

特徴的な診療内容

*食物アレルギー:確実な診断のため,また除去食を必要最低限としていくための食物経口負荷試験を安全性をしっかり保ったかたちで,入院にて行っています.負荷試験前には,しっかりと患者さんご本人,保護者の方へ説明をさせていただいています.抗原診断においては,血液検査のみでなく,必要なお子さんには,皮膚プリックテストも行って原因を調べていきます.治療に関しては,研究段階の治療ではありますが,アレルギーの原因となる食物を少しずつ摂取していく食物経口免疫療法も取り入れています.社会生活において,少しでも支障なく生活がおくれるよう管理をすすめていきます.

*気管支喘息:成人喘息に持ち越さないよう,しっかりと治療をしていくためには,まずは的確な診断と継続的な評価がとても大切です.アレルギーに関しての血液検査やエックス線検査だけでなく,就学前くらいのお子さんからは,肺機能検査,アストグラフを用いた気道過敏性検査,気道抵抗の検査,呼気中一酸化窒素の濃度測定,運動負荷試験などを測定して,客観的な評価を行っています. 

*アトピー性皮膚炎:病状や原因をしっかりと評価した上で,スキンケア,軟膏処置などガイドラインや最新の知見に基づいた標準的な方法をお話させていただき,治療をすすめていきます.  

*アレルギー性鼻炎:通常の点鼻や内服薬などでコントロールが困難なスギ花粉症の中学生以上のお子さんに対しては,近々舌下免疫療法実施が可能となります.

専門医教育について

当科は,日本アレルギー学会認定指導医が2名在職しており,日本アレルギー学会認定アレルギー専門医教育研修施設となっています.アレルギー専門外来でのアレルギー疾患患者の診療はもちろんのこと,各種専門的な検査にも積極的に関わっていただきます.また,それぞれテーマを持って臨床研究にも取り組んでいただいています.月2回程度のアレルギーカンファレンスでは,日常アレルギー診療に関する討議,臨床研究の経過報告,ブラッシュアップを行っています.海外の主なアレルギー関連の雑誌も閲覧可能です.臨床研究の成果報告は,国内での各学会,研究会はもちろん,国際学会もめざし,最終的には論文化すべく研究遂行を目指しています.


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