ホーム > 04 診療科 > 小児循環器科

小児循環器科

診療科の特徴

 現在、小児循環器科では、先天性心疾患、不整脈、川崎病などを中心に診療を行っています。専門的な検査として、心臓超音波検査(年間1800例)、心電図(運動負荷心電図、顔面浸水負荷心電図、24時間心電図)、シンチグラム、CTなどの検査を行っています。

 中心となる分野は先天性心疾患であり、出生直後の新生児から20代の成人まで、約1300人をフォローしています。出生直後から集中的な治療が必要となる新生児循環器疾患の子供どもは、NICUでの管理が中心となり、人工呼吸管理、プロスタグランジン投与などの治療により全身状態を整え、手術が必要なケースではスムーズに手術を受けられることを目標にしています。

スタッフ

氏  名
荒木 徹(あらき とおる)
役  職
小児循環器科医長、小児センター長
専門分野
循環器(先天性心疾患、不整脈、川崎病、胎児心臓病)
卒業年度
平成4年
資  格
  • ◆ 小児科専門医
  • ◆ 小児循環器専門医
  • ◆ 日本小児循環器学会評議員
  • ◆ 身体障害者指定医師(心臓機能障害)
氏  名
小寺 亜矢(こでら あや)
役  職
小児循環器科医師
専門分野
循環器
卒業年度
平成17年
資  格
  • ◆ 小児科専門医

医療関係者向け専門情報

具体的な診療内容

現在、小児循環器科では、先天性心疾患、不整脈、川崎病などを中心に診療を行っています。専門的な検査として、心臓超音波検査(年間1800例)、心電図(運動負荷心電図、顔面浸水負荷心電図、24時間心電図)、シンチグラム、CTなどの検査を行っています。

主な分野

 中心となる分野は先天性心疾患であり、出生直後の新生児から20代の成人まで、約1300人をフォローしています。出生直後から集中的な治療が必要となる新生児循環器疾患の子供どもは、NICUでの管理が中心となり、人工呼吸管理、プロスタグランジン投与などの治療により全身状態を整え、手術が必要なケースではスムーズに手術を受けられることを目標にしています。

手術やカテーテル治療が必要となる例

 手術やカテーテル治療が必要となる例では、広島県東部には小児の心臓手術が出来る施設がないため、主に岡山大学、広島市民病院の小児循環器科・心臓血管外科と協力し合い、総括的に管理しています。遠方での受診・治療となりますが、当院でのフォローを綿密にして紹介先の受診回数を減らしたり、術前術後管理を当院で行ったりして、子どもとその家族の負担を軽減することが可能となっています。

不整脈

 不整脈では、期外収縮をはじめとして上室性頻拍症、心房粗動、心室性頻拍症、房室ブロック、QT延長症候群などを診療しています。循環動態に問題が出てくるようであれば抗不整脈薬による治療や、電気ショック治療を行うこともあります。また、電気生理学的検査、カテーテルアブレーションが必要な症例では、大阪市立総合医療センター小児不整脈科や、岡山大学循環器内科などと共同で治療をすすめています。

胎児心臓病

 特殊な分野として胎児心臓病があります。胎児の心臓の形態異常、心拡大、不整脈、全身の形態異常、心臓疾患の家族歴などを主訴として産科から紹介があり、超音波検査等で診断し、治療方針を決定します。現在はその検査件数も増加し、年間30件程度行っています。検査の性格上、確実な診断をつけることできることはできませんが、おおよその診断をすることにより、残りの妊娠期間や出生前後の注意点を明らかにすることが目的となります。先天性心疾患で新生児早期に外科治療やカテーテル治療が必要となることが予測される症例では、出生から手術までショック状態に陥ることなく安定した状態で過ごすことが重要であり、岡山大学産科に紹介または母体搬送により安全な管理を目指します。また、胎児治療の有効性が証明されている頻拍性不整脈では当院産科と協力して、母体に抗不整脈薬(ジゴキシン、フレカイニドなど)を投与して治療を行います。

川崎病

 川崎病は小児に多くみられる原因不明の中型血管炎です。国内では年間約10000例の発症があり、当院でも年間15~20名の入院があります。中心となる治療はガンマグロブリン投与で、当院では2g/kgを24時間で投与を行います。解熱しなければ再投与を行いますが、ガンマグロブリンが無効または効果が乏しいと判断したときは、ステロイドパルス療法を行っています。現在は、冠動脈瘤をはじめとした心臓後遺症を残す例は少なくなりましたが、合併症を残した例では、抗血小板、抗凝固療法を行い、心筋梗塞発症の予防に努めています。


PAGE TOP